スーパーでよく売っている「子持ちシシャモ」は、
正しくは「カラフトシシャモ(カペリン)」という別種類の魚だったのです!
シシャモ
シシャモは世界中でも北海道にしかいない、日本の固有種です!
川で産卵及び孵化し海で成長後に川に戻る(遡河回遊魚)で、
北海道の9つの川のみで遡上が確認されています。
毎年千トン程度しかとれない魚なんですよー!!
漁獲量の約85%が道東の釧路、十勝地域で、
漁期は10月末からの約1カ月のみ!
鮮魚はこの旬の時期にしか食べられません!
干物は1年中出回っているそうですが、
確実のシシャモを食べるなら、
旬の時期に北海道へ行くことですね(*^▽^*)
カラフトシシャモ(カペリン)
カラフトシシャモは、
北極の周りに広くいて、年間数十万トンとれる魚です!
日本には、アイスランドやノルウェーで獲ったものがたくさん輸入されています!
漁獲量の少ないシシャモの代替え魚として、
スーパーで「子持ちシシャモ」として全国に出回っています!
法律的に大丈夫なの?
シシャモじゃない魚を、シシャモとし販売するのいいの!?
→食品関係の法律上、問題はありません!
クルマエビの代用がウシエビ(ブラックタイガー)というのは有名な話ですが、
ししゃもとカラフトシシャモも同じ話です!(^^)!
外来種の魚の場合、
高級品と間違われないよう和名で記載して市場に出せば、問題はありません。
カペリンの和名である、カラフトシシャモという名称で、販売すれば
何ら法律には引っ掛かりません。
超簡単な見分け方
①ラベル
→「カラフトシシャモ」と書いてあれば、
本物のシシャモではないです!(^^)!
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②原産地
→シシャモは日本の固有種なので、
日本以外の原産地が書かれているものは、シシャモではありませんね!
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③見た目
→シシャモ
背中は暗黄色、腹側は銀白色。うろこが大きく、はっきり見える。
ふっくらと丸みを帯びている。
口が大きく、目の後ろまである。目も大きい。
→カラフトシシャモ(カペリン)
体の色は青みがかった銀色。
うろこは小さく、皮と一体となって1枚1枚は識別できない。
細身でシュッとしている。口は小さい。
そもそもの2人の話題はココでしたね!(*^▽^*)
オスのシシャモはどうなる?
子持ちししゃもとして出回るカラフトシシャモ。
オスの流通がほとんどないので、シシャモは「子持ち」と考えている人も多いでしょうが、
身はオスがおいしいという声も多いそうです!
素材の質にこだわる寿司や刺身には、
オスの身をが使われています!
オスのカラフトシシャモ(カペリン)はどうなる?
カラフトシシャモはいっぱいとれる魚なので、とったその国で機械にかけて選別して、
メスだけを食用により分けています。
残ったオスは、養殖魚のエサや、ペットフードの材料にされています。
【参考文献】
鵡川漁業協同組合
朝日新聞
ウェキペディア
食生活研究所-食☆ラボ-