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水中ナチュラリストコース

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オンナ海プロがまとめる、海藻・海草の世界

 海草類

分類:植物界

 ウミヒルモ(オモダカ目 | トチカガミ科)

(撮影場所:福井県音海,水深6-8m)

スガモ(オモダカ目 | アマモ科)

主に岩礁域に生育する雌雄異株の多年生の草本である。葉は細長く先端は丸みを帯び、春には茎から短い柄を出し、その先に花をつける。葉の表裏には紅藻無節サンゴモ類のモガサがしばしば着生している。同じ岩礁域に生育する海草にエビアマモがあるが、その葉は本種より細い。(引用:海藻図鑑

(撮影場所:兵庫県竹野,水深2-3m)

 緑藻類

分類:原生生物界

 ホソエガサ(カサノリ目 | カサノリ科)

ホソエガサは、本州中部以南に分布。波の穏やかな内湾の砂地で見られる。ホソエガサが比較的多く分布している能登半島では、海草のウミヒルモが生育している場所でよく見られる。ホソエガサは環境省レッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類に指定されており、その生息地の保護が強く求められている。分布域を確認することは重要なことである。

(引用:京都府HP農林水産業海洋センター

(撮影場所:福井県音海,水深6-8m)

 紅藻

分類:原生生物界

モガサ(サンゴモ目 | サンゴモ科)

からだは石灰質で薄く広がり,海産種子植物のスガモ属(スガモ)やアマモ属(エビアマモ)の葉上に着生する。生体の色はくすんだピンク色。(引用:海藻図鑑

(撮影場所:兵庫県竹野,水深2-3m)

ピリヒバ(サンゴモ目 | サンゴモ科)

紅藻サンゴモ目の海藻は、細胞の内外に炭酸カルシウムを沈着することにより石灰化して硬くなる典型的な石灰藻であり、寒帯~熱帯の潮間帯から漸深帯まで広く分布している。

ヒノキの葉のような形をした海藻。高さは2~4 cmほど。体は平面的で、節間部は平たい。藻体全体は紅色や黄褐色で、先端部は白色を呈す。非常に脆く、手で押すと簡単に砕ける。北海道から九州の潮間帯中部から低潮線付近やタイドプール内に群生する。ちなみにサンゴモにはウニやアワビの幼生の着底を促進する効果があり、増養殖への応用が期待される。

(引用:日本産サンゴモ類の種類と形態P50(海生研研究報告第1号),公益財団法人黒潮生物研究所)

(撮影場所:和歌山県周参見,水深12-14m)

 褐藻類

分類:原生生物界

クロメ(コンブ目 | コンブ科)

表面には深いこまかいシワが入り縁辺には鋸歯を持つ。手触りは革質でやや硬い。生体は暗褐色だが乾燥すると黒くなる。似ているものとしてカジメやアラメがあるが,カジメは葉部にシワが入らずより大型に生長する事,アラメは茎の上部で二叉に分かれる事でクロメと区別がつく。(引用:海藻図鑑)(撮影場所:兵庫県竹野,水深5m)

ワカメ(コンブ目 | チガイソ科)

藻体(胞子体)はアラメやカジメとは異なり,一年生である。葉部の左右には切れ込みがあるが,地域により,この切れ込みの深さが異なる。(引用:海藻図鑑

(撮影場所:兵庫県竹野,水深5m,1枚目:福井県音海,水深3-6m)

ホンダワラ(ヒバマタ目 | ホンダワラ科)

気胞は楕円形~倒卵形で,冬から春に成熟し,晩夏から秋には見られないので,一年生であると考えられる。(引用:海藻図鑑)(撮影場所:兵庫県竹野,水深5m)

アカモク(ヒバマタ目 | ホンダワラ科)

アカモクは1年生で、普通は秋から冬にかけて生長し、本州中部では冬から春に成熟し、日本北部では7月頃に成熟期を迎える。また、瀬戸内海などでは春に成熟する個体群と秋に成熟する個体群がある。生殖器床の付き方は枝の末端部に単独または総状につき、その形状は円柱状で先端が細くなっている。雌の生殖器床は太く、長さ2-3cm、直径3mmになるが、雄の生殖器床は細長く、長さ 4-7cm、直径 2mmである。(引用:Wiki)

アカモク、メバル稚魚

(撮影場所:兵庫県竹野,水深3-4m)(動画撮影:広島県廿日市,水深2-3m)

ノコギリモク(ヒバマタ目 | ホンダワラ科)

ノコギリモクの葉の形はノコギリのようにギザギザで名前の由来となっている。本種は成熟するまで3年かかり、寿命は最長で9年ほどと言われる。夏に成熟する。

(引用:京都府HP海洋センター海藻図鑑)(撮影場所:福井県音海,水深5-6m)

トゲモク(ヒバマタ目 | ホンダワラ科)

波当たりの良い磯に良く生える海藻で、枝は1 mくらいまでに成長し、ノコギリの歯の様な葉をつける。このノコギリ状の切れ込みは、葉の中央にある盛り上がり(肋=ろく)にまで達する。気泡は倒卵形か楕円形で、先端にノコギリ状の歯を持つ葉をつける。

(引用:吉野熊野国立公園宇久井ビジターセンター)(撮影場所:兵庫県竹野,水深3-5m)

オオバモク(ヒバマタ目 | ホンダワラ科)

多年生の海藻で一年中みられる。体は円錐形の付着器で岩に固着しており,その頂部から太い円柱状の茎を出す。茎は上部では押しつぶされたように平たくなり,ゆるくねじれる。葉は和名のとおり大きく長いへら状で20cm以上になる。(引用:海藻図鑑

(撮影場所:兵庫県竹野,水深3-5m)

フクロノリ(カヤモノリ目 | カヤモノリ科)

歯の再石灰化を促す「フノラン」という物質を多く含むことから、抽出され、虫歯予防効果を期待されるガムなどに食品添加物として利用されている。

(引用:内閣府消費者委員会事務局海藻図鑑鳥羽市HP)

(撮影場所:福井県音海,水深5-6m)

ウミウチワ(アミジグサ目 | アミジグサ科)

からだは硬くやや厚い革質で,扇型~ラッパ型を呈し,縁辺部は内側に向かって巻き込む。老成したものは縦に裂け目が入ることがある。(引用:海藻図鑑)

(撮影場所:上:兵庫県竹野,水深15-20m、下:和歌山県周参見,水深12-14m)